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設立趣意
昭和63年4月、新潟県の妙高山のふもとに位置する頚南地区六市町村(新井市、板倉町、妙高高原町、清里村、中郷村、妙高村)を故郷にもつ東京近郊在住者で、交流親睦団体「東京新潟頚南連合会」が作られました。

この会は、会員相互の交流と親睦活動として年1回の総会・懇親会の開催、会員と故郷をつなぐ交流活動として故郷訪問旅行の実施、故郷の地域振興活動として産物品販売や観光宣伝・紹介、故郷企業と在京企業との異業種交流などの諸活動を活発に行ってきました。
当初会員数は220名、役員数26名であったが、同時に六市町村にも地区会が発足し、次第に会員数は増えていきました。

平成17年4月、平成の大合併が日本各地で行われ、頚南地区でも板倉町、清里村と中郷村は上越市と合併し、新井市、妙高高原町、妙高村が一つになり妙高市が誕生しました。
この時、東京新潟頚南連合会は解散し、形を変えて妙高市出身者を中心とした「えちご妙高会」を作りました。会員数は大きく増えて1500名を超える団体となりました。

主要行事は年1回開催される総会・懇親会で、毎回160名を超える参加があり盛大に催されます。
また、故郷の妙高山麓に広がる自然を探索するバスツアーを毎年5月に行い、水芭蕉やかたくりの花の群生地などを訪れ、自然環境を研究し紹介する活動も行っています。
会員同士で旅行クラブやダンスクラブが生まれ、相互交流や会員拡大活動も行われてきました。

いずれも事業の運営に必要な人・金・物は、役員の方々の無償でのボランティア活動と企業・個人から寄せられる寄付や、会で作るカレンダーや総会のプログラムに掲載する広告料に支えられています。

昨年7月、えちご妙高会は5周年を迎えました。そして会員も役員も同じだけ年齢を重ねました。
5年間の活動は楽しく同じ故郷出身者として強い絆が生まれました。

活動の目的を会員同士の親睦と割り切る、故郷同窓会のような郷人会は数多く存在してて、えちご妙高会もその域を脱していません。えちご妙高会の目的が「妙高市を故郷に持つ会員の親睦」にあって、その目的だけで十分意義を持っていると考える会員もいる一方、このまま、ただ自分達が楽しむだけの会を続けていても、故郷に対して微力でも何かしたい!といった気持ちを抑えきれない会員もいます。

また、えちご妙高会を取り巻く社会環境が大きく変わり、会に寄せられる寄付や広告収入がますます厳しくなっているなかで、えちご妙高会が任意団体でいる限り将来への不安を払拭することはできません。
しかしながら、えちご妙高会を故郷同窓会と位置付けて楽しく活動している会員がいることをから、この会の活動範囲を広げたNPO法人化しても理解してもらえることは困難です。

そこで、従来の「えちご妙高会」はそのままに、会の有志が集まり、故郷に関わる活動をするNPO法人「e-myoko」を別に設立します。
それによって、社会的な信用が高まり、県や市の委託事業や助成金が受けられるようになり、そしてNPO法人「e-myoko」が郷人会の運営活動を行うことによって、お互いが並存して関わりながら故郷にプラスαの貢献をすることを目指します。

郷人会の運営活動も「えちご妙高会」に止まらず、周辺地域の郷人会にも広げることによって更に活発な活動を行っていきます。

平成22年5月


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